パワコンの停止の原因 第2回目です。

太陽電池で発電した電気は、直流の電気を発電いたします。 その直流電気を交流の電気に変換する機械が、 PCS:パワーコンデショナー と言います。  この PCS は、色々な原因で、運転が止まることがあります。

今日、紹介する原因は、温度の上昇による原因で停止する内容です。

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PCS : パワコンは、 直流電気を 交流電気に変換しますが、その時にエネルギーの損失が発生します。 その損失は、熱という形で、エネルギーが外へ放出されます。  放出された熱は、 パワコン の機械本体の放熱部分から放出 (自然換気システム や 冷却ファンによる強制換気システム) されますが、機械から効率よく放出されていればいいのですが、機械自身の中に熱が残ってしまい、どんどん高温になったとき、 パワコン は、自動で停止するようになっています。

パワコン 本体に向けて 放射温度計

等で 直接赤外線を当てると目安の機械本体の温度が分かります。

thCAXC8RYIちょっと、古い 某メーカーの資料ですが、 90度をこえると、自動停止するようです。

機械本体が自然に冷えて来ると、また自動で復帰するようです。 あまり、狭いところに閉じ込めて取り付けをしてしまうと、こんな現象も起こるかも知れませんね。 設置場所もある程度換気ができるところがいいと思います。