実技試験の巻 : 学科試験に合格してみて思い出すと、学科試験の時、試験会場の門前で 「実技試験の対策セミナー」 というチラシを配っていました。  学科試験の出来が悪かったので、当日は、意識が薄かったせいで、そのチラシをすててしまっていました。 本当ならこのチラシのセミナーに参加して勉強が出来れば一番よかったのに、後の祭りです。

これから一ヶ月間は、どうして勉強しようかと悩んでいたときに、「やはり、参考書か?」 ということで、同じように昼休みに勉強をすることとしました。 迎えた試験当日、学科試験の会場と同じく岐南工業高校でした。 学科試験のような緊張感は、もうありません。 材料試験は、なんとかできました。 しかし、また難問がでました。 実技の経験などまったくない私にとって、 「・・・配線の接続は、共巻き結線で・・・。」 と問題に記載されていたので、  「共巻き結線・・・?」 聞いたこともないなー。 「そうだ、捻じればいいのかな?」 で作品を完成させました。

制限時間一杯かかってしまいましたが、作品は、かろうじて完成させました。 ちょっと、隣を拝見。 高校生の作品は、とても綺麗に仕上がっていて、配線のバランスのとれた作品です。 比較して私の作品は、配線の長さがまちまちで、見苦しくてブサイクな作品でした。 結果は、実技試験 「不合格」

何の知識も経験もなく、いきなり参考書だけで挑戦したのが、やはり無茶だったと反省しました。 「よーし。来年は、学科試験が免除がされるので、実技試験のみで挑戦できる。 再度意識を高めて、初年度の挑戦は、失敗で終わりました。

                        

2年目に挑戦するのは、私だけでなく、工事部長の弟を巻き込んでの挑戦が始まります。 しかし、これがまた順調な道のりではなく、やはりイバラの道のりになるのでした。  つづく。