パワーコンディショナー は、毎日毎日一生懸命に働き続けてくれます。 暑い夏の季節もあれば、寒い冬の季節もありますし、湿気の多い、梅雨の季節もあります。 パワーコンディショナー にとって、最も過酷な季節はというと、 それは、 やはり 「真夏」 になります。
取扱い説明書 を読みますと、 パワーコンディショナー の設置場所について、 「直射日光の当たる場所はなるべく避けてください。」 と注意書きしてあることが多くあります。
理由は、温度上昇をもたらすためです。 パワーコンディショナー は、一生懸命に働く (直流電気を交流電気に変換) と、沢山の熱が発生します。 機器本体の中からもたくさんの熱が発生するにも関わらず、直射日光で照らされたら、更に温度上昇を引き起こして、故障をしてしまいます。
そのために、故障する少し手前で、パワーコンディショナーは、自身の温度を自分で計測しながら、あまりに温度上昇が大きい時は、ストップするようになっています。 その機能を温度上昇検出機能と言います。
各メーカーでそれぞれの設定温度には、多少の違いがありますが、おおよそ 90度になると止まるようです。
産業用のパワーコンディショナーには、放熱用のファン(換気扇)が内蔵されているタイプが多いのもそのためです。 吸気口にあるフィルターが目詰まりすると、故障して止まってしまうのも、この温度検出機能によるものなのです。